逗子に移住するデメリットとしてよく上げられるのが「都内への通勤時間が長い」というものです。逗子に住んでいる人は逗子周辺もしくは横浜で働く人が多いですが、東京へ通勤通学している人も多いです。
筆者は学生時代毎日池袋まで通学していましたが、実際逗子からの東京へ通うことはそれほど辛くありませんでした。実体験を元に都内から逗子への移住を考えている人向けに、逗子の交通情報をご紹介していきます。
逗子から都内の主要な駅へは1本で行ける
逗子には
横須賀線
湘南新宿ライン
上野東京ライン
京浜急行
が通っているため、東京の主要な駅と千葉方面はほとんど1本で行くことができます。
品川、東京、新橋、錦糸町、上野、日暮里、渋谷、新宿、恵比寿、池袋、赤羽、羽田空港、泉岳寺
横浜、川崎、新川崎、武蔵小杉、京急蒲田、上大岡、鎌倉、横須賀
浦和、さいたま新都心、大宮、市川、船橋、津田沼、千葉、成田、成田空港
上野東京ライン、湘南新宿ラインがあることで東京はどこに行くにも主要な駅まで1本で行くことができ、湘南新宿ラインは宇都宮まで行けるものもあります。千葉方面も横須賀線で一本行くことができ非常に便利です。
逗子から空港へも1本で行ける
逗子は成田空港も羽田空港へも一本でいくことができます。成田空港へ行く場合、成田エクスプレスを使わなくてもグリーン車でもっと快適に行くこともでき、普通席でいけば交通費も安く済みます。
どちらの空港へも乗り換えなしで座って行けるというのは大きなメリットでしょう。
ちなみに車だと羽田空港までは40分ほど、成田空港までは1時間半ほどです。
逗子から京都や大阪へも高速バスでいける
東京に行くにも便利な逗子ですが、なんと京都や大阪へも直通の高速バスがでているんです。横浜などのターミナル駅に行かずそのまま旅行に出かけられるのはとても便利です。
区間 7月 8月
逗子→京都 ¥6,630 ¥8,160
逗子→大阪 ¥6,630 ¥8,160
なんと逗子から京都まで6630円で行けるんです。
https://travel.willer.co.jp/bus_search/kanagawa/zushi/
逗子から都内へは座って通勤できる
逗子は始発なので少し早く駅に行けばラッシュの時間帯でも座ることができます。横須賀線は久里浜発のものありますが、逗子で4両増結されるので増結車両に並んでおけば座れます。座るために鎌倉から逗子に下ってくる人があまりにも多く問題になっていたほどです。
ラッシュ以外の時間なら鎌倉からは人が乗ってくるほどに混んでいても逗子からなら座っていくことができます。
帰宅時間のラッシュは座ることはほとんどできませんが、横浜から座れることも多いですし戸塚からは間違いなく座れます。グリーン車なら確実に東京からも座れます。
座れる1時間は有意義な時間になる
乗り換えのない1時間の電車の時間はとても有意義に使えます。学生の頃はグリーン車に乗ることはありませんでしたが留学予定だったドイツ語をみっちり勉強する時間に使えましたし、勉強する気が出ないときでもアニメやドラマをゆっくり見たり読書を時間にできていました。
グリーン車に乗れば̟+700円でビールとおつまみを食べながらリラックスして快適な時間に変えることもできます。東京に住んで早く帰っていたとしてもしていることは同じようなことだったと思います。
それよりも自然豊かで空気のきれいな逗子に帰ったほうが、翌日多少早起きしなければならなくてもずっとリフレッシュできました。週末にとても休まるというのも魅力だと思います。
東京から逗子の終電は23時半
東京駅から逗子行きの終電は23時半で、池袋や新宿では20分台、湘南新宿ラインの新宿からの終電は22:47です。逗子はとても遠いイメージがあるので、飲み会などで早く帰りたい時には22時半に「終電があるので」と言えたのも助かりました。
東京から逗子は深夜急行バスもある
終電を過ぎてしまったとしても、深夜急行バスに乗るという手もあります。新橋から0時40分、品川からは0時55分発2:36着の逗子行きがあります。こんな時にも終点な逗子はとても便利です。
逗子に終電が到着するのが0時55分なので、終電着く時間からでも帰ることができるのも魅力的です。
3,460円と学生には高価ですが、最後の手段としてネカフェなどに泊まらずに済むのはとても大きいと思います。
https://www.kanagawabus.or.jp/midnight/midnight_shinbashi.html
逗子から東京の通勤定期が最強になる
学生の頃は逗子~池袋の定期を持っていました。定期代は学生半年定期で7,650円と1か月あたり12,941円と高額でしたが、その代わり東京のどこに行くにも西側はほとんどが定期圏内で都内の移動はメトロで200円以下で済みます。横浜も鎌倉も全て定期圏内というのはとても便利でした。
ちなみに逗子~東京の通勤定期は半年で134,60円で1か月あたり22,393円です。
逗子にはJRも京急合わせて4駅ある
逗子には人口5万人の小さな町ですが、4つも駅があります。JRは逗子駅と東逗子駅、京急が逗子・葉山駅と神武寺駅です。鎌倉にはJRと江ノ電がありますが、町の規模を考えると逗子も中々便利です。ただ東逗子は一駅載ったら逗子で増結のために止まってしまったり、終電が逗子止まりだったり、湘南新宿ラインや上野東京ラインに乗るには乗り換えが必要になってしまいます。
JRは台風や雪、人身事故などで頻繁に電車が止まってしまいますが、そんな時でも京急は大抵動いているので安心です。
京急も人身事故が多いですが驚くほど復旧のスピードが速いことで有名です。
「京急車両が赤いのは血を落とし切らなくても復旧できるから」と地元民の間で都市伝説になっているほどです。
湘南方面・箱根は車の方が便利
唯一不便なのは相模原方面と藤沢などの湘南方面です。藤沢に行くには10分で大船駅まで乗って乗り換えて東海道線で1駅乗らなければいけません。そして小田急に乗る場合は大船ではなく藤沢が始発なので、かなり面倒です。
しかし湘南方面は車で海岸線で行けるのでそちらの方が便利です。逗子海岸前からの海岸線は混んでいることも多いですが信号も少ないし眺めも最高なのでドライブにも最適です。江の島も20分ほどで行けます。
そのままサザンビーチのある茅ケ崎付近までも有料道路を使わずに行けます。さらに進むと1時間ほどで箱根につきます。西湘バイパスという有料道路(270円)を使うとさらに海岸線を走れますが、一般道でも行けます。
逗子移住に関する情報
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