
逗子移住の中でも注目されているのが久木という地区の「逗子鎌倉ハイランド」という住宅街です。逗子ハイランドで生まれ育った社員の話を元に住んでいた人にしかわからない、詳しい地域の情報や住み心地をご紹介していきます。
鎌倉逗子ハイランドとは
鎌倉逗子ハイランドは1970年に西武がグループが開発・分譲した地域で、逗子から鎌倉にかけてあった山を切り崩し約94万㎡の広大な分譲住宅地です。逗子は久木という地区、鎌倉は浄明寺という地区が属します。
東京まで1時間前後というアクセスで文化財も徒歩圏内にあり豊かな自然環境ということが人気を呼び、披露山庭園住宅に次ぐ逗子の高級住宅地になりました。
逗子ハイランドの雰囲気
逗子ハイランドは逗子の中でも高級住宅地のイメージで、土地の区画も大きいのでごちゃついておらず、注文住宅のようなかっこいいデザインの家が立ち並んでいます。アパートやマンションなどの集合住宅はなく、基本的に戸建てしかありません。
住んでいる人々は基本的に高所得者で、医者や弁護士、一部上場企業に勤めている人が多いです。バブル時代は1億円以上の値がついていました。そのため逗子出身の人が買うというよりは、東京に勤めている方の移住先といった感じです。
山の上なのでどこもとても日当たりがよく、通りは桜並木になっているので地区全体が名所になっています。

逗子ハイランドの土地の区画の大きさ
逗子ハイランドの土地の区画は60坪~90坪でととても広く建蔽率も低いため、住宅街がごちゃつかずに広々としています。分譲業者による建売りの物件には40坪程度のものもあります。
逗子ハイランドの賃貸
逗子ハイランドは戸建てが建ち並んでおり、基本的にマンションはありません。鎌倉ハイランドにはアパートが数軒あります。賃貸で逗子ハイランドに住むという場合は借家を探すということになります。
逗子ハイランドの桜並木
逗子ハイランドと言えば桜のトンネルです。開発された時に大きな道沿いにソメイヨシノが植えられたので春は圧巻で、写真を撮りに多くの人が訪れます。

逗子ハイランドで親しまれていたメロンパン
逗子ハイランドといえば「メロン館」というパン屋さんが有名でした。とても話題になり映画にも使われましたが残念ながらもう閉店してしまいました。
逗子ハイランドは基本バス移動
ハイランドは山の上にあるので逗子駅まで歩くと行きで20~30分、帰りは上り坂な分もっとかかってしまいます。そう考えるととても不便そうではありますが、逗子ハイランド内だけでも4つのバス停があり、ラッシュ時は一時間に5本バスがきます。
逗子駅、鎌倉駅、金沢八景駅にバスで行ける
駅まで遠くて山の上というと不便に思われるかもしませんが、意外とそんなことはありません。他の駅から遠い地域だと逗子駅に行くという手段しかありませんが、ハイランドの場合は逗子駅へも鎌倉駅へも京急の金沢八景駅へもバスで行くことができます。
ハイランドから京急逗子・葉山駅行きのバスが出ていないので、金沢八景駅まで行けるのは便利です。(逗子・葉山駅からハイランド行きのバスは出ています)
また横浜横須賀道路の朝比奈ICまで車で10分で行くこともできるので横浜方面に車通勤する人にとっても便利です。

逗子駅からハイランドまでのタクシー料金
逗子駅からハイランドまでは、入り口付近ならワンメーター、そこから上がって行き頂上付近になると1000円ほどです。3km前後で車で10分ほどの距離になります。
ハイランドに住んでいる人は多くが車を持っており、通勤の時に家族が駅まで送って行っている家庭も多い印象です。
逗子ハイランド周辺の学校
ハイランドに住む子どもは公立の場合は久木小学校・久木中学校に通います。久木小学校までは子どもの脚で30分程、久木中学校までは20分ほどです。鎌倉ハイランドの浄明寺という地区からも久木小・中の方が近いため、申請して久木い通う子どもいます。
逗子ハイランドに住んでよかったこと
ハイランドで生まれ育った社員がハイランドに住んでよかったところを紹介していきます。

ハイランドは眺めがよく日当たりも良い
ハイランドは山の上にあるため、とても眺めが良いです。頂上まで登れば公園から富士山がよく見えますし、花火も家から見ることができます。日当たりもとても良いので通りも家の中も明るいです。
ハイランドは閑静な住宅街
ハイランドは交通量の多い道に面していないこともあり、基本的にとても静かです。海沿いと違い暴走族が通ることもないのでまさに閑静な住宅街です。建蔽率が低い地域のため、住宅街がそのものが広々としていることも魅力です。
ハイランドは自然豊か
ハイランドは公園もとても多く、桜並木もありとても自然豊かで落ち着いて暮らしていくことができます。

ハイランドは地域のつながりが強い
”ハイランド自治会”として久木から独立していることもあり、地域のつながりを強く感じることができます。自治会館もあり、バレエ教室など多くのカルチャースクールがあります。また盆踊り大会や敬老会など独自のイベントも多く楽しめます。
ハイランドは病院が多い
ハイランドは小さな地域の割には病院が多いのも助かります。内科が2軒、歯科が2軒、整形外科が1件、接骨院が1軒、動物病院が1軒あります。
ハイランドは水害がない
逗子というとやはり地震の時の津波が心配だと思いますが、ハイランドは山の上なのでその心配はありません。洪水や川の氾濫の心配もありません。
逗子ハイランドに住んで大変だったこと
20年以上住んで感じたデメリットを紹介していきます。

ハイランドは坂が多い
ハイランドは山なので坂だらけです。どこに行くにも上ったり下ったりしなければならないのは結構大変です。特にハイランド入り口の急な坂、通称「地獄坂」を自転車で登るのはとても辛いので電動アシストの自転車を持っている家庭も多かったです。
一方通行が複雑
住宅地のところはあまり道が狭くて困るわけではありませんが全て一方通行になっており、それが一本ずつ交互に違う方向になっているのもなれるまで分かりづらいです。
ハイランドは駅から遠い
やはり学生の頃は駅まで遠いのは不便でした。バスに乗っても家から15分ほどかかり、渋滞や踏切が開かなくなっていたりすると30分以上かかってしまいます。バスの定期代が月に7000円ほどかかってしまうので、東京までの定期と合わせて2万円近くなってしまうのは大変でした。
しかし定期を買ってしまうと鎌倉行の線が使えなくなってしまうので回数券+時間がある時は徒歩にしました。車がないと大変です。ちなみに日曜日の逗子駅からの終バスが21時38分と早すぎて困ります。
ハイランドにも塩害がある
ハイランドは逗子と言っても海までは遠く、バスでいっても20分以上かかります。そんな海の雰囲気を感じることのないところですが、塩害があります。洗濯物を長時間外に干していると潮風でべたついてしまうので乾燥機を買う必要があります。
飲食店が少ない
気軽にいけるようなカフェやレストランが少ないのも少し残念なところです。西友の近くにいくつかの飲食店がある程度です。
スーパーが西友1軒でコンビニもない
ハイランドには西友が1軒あるだけで他にスーパーがないうえ、コンビニは1軒もありません。朝比奈方面に行った明石橋というところにミニストップがあるだけなので、頂上付近に住んでいる人は不便です。