逗子市には逗子、新宿、桜山、久木、山の根、沼間、池子、小坪という地区があり、各地区によって異なる特徴があります。その中でも今回は久木(ひさぎ)地区について詳しくご紹介していこうと思います。
逗子の久木の住み心地
久木は逗子駅の西口側、海の反対側の改札の方で基本的に住宅地が広がっているエリアです。学校や公園、池子の森自然公園や大池公園などの緑地もあり自然豊かで閑静な地域です。逗子ハイランドも久木地区に含まれます。
逗子駅から徒歩圏内の住宅地ですが、一軒家が多く建ち並んでおり海とも線路で隔たれているので治安は非常にいいです。条例により高層マンションなどはなく、低層なマンションが数棟ありアパートもあります。住んでいるのも高所得者が多く、新宿や逗子はサーファーなど若者も多いですが久木はファミリー層が多いです。
久木の買い物環境
久木はスーパーがハイランドに西友が1軒あるだけですが、近年久木3丁目にドラッグストアのクリエイトができたので便利になりました。ここでは食料品を買うこともできます。
コンビニは久木4丁目という線路をこえたところに1軒あるだけです。1丁目から数百メートルのところにもファミリーマートがありますが、ちょうどそこから山の根という地区になります。スーパーは少ないですが専門店も多く親しまれています。
逗子のお豆腐屋 とちぎや
久木3丁目に創立90年の老舗豆腐屋「とちぎや」があります。
とちぎや
引用元 http://www.tochigiya-tofu.jp/index.php
筆者が中学生の頃に職業体験に伺いましたが、とても丁寧な職人技と妥協しない製品作りには子どもながら感銘を受けました。豆乳スイーツなど多様な商品があります。
逗子在住の建築家である佐藤浩平さんによって店舗がリニューアルされてから内装もモダンでかっこよくなり、カフェスペースも増設されました。カフェ付きの豆腐屋はめったにありません。とちぎやの豆腐はスズキヤでも買うことができます。
逗子市にあるパンと焼き菓子の店 Oven’sオーブンズ
3丁目の住宅街の中にひっそりとあるのはパン屋のオーブンズです。最近よくあるような派手なパンではなくシンプルで飽きの来ない素朴なパンです。2014年に店舗がリニューアルされました。
逗子市にあるパンと焼き菓子の店 Oven’s
http://ovens.main.jp/
久木の土地の値段
逗子の地価は基本的に安くはなく、特に海の近くである新宿や逗子は都内と変わらないくらいです。久木も逗子駅まで歩けるので決して安い地域ではありませんが、駅までの距離が同じでも海側よりは安いです。ただハイランドは別です。詳しくはハイランドについての記事をご覧ください。
久木の塩害
山の上のハイランドは海風が上がってくるので洗濯物がべたついてしまいますが、久木は基本的に塩害はありません。ベランダに洗濯物を干しても大丈夫です。
逗子市久木の学校
久木には2丁目に久木小学校があり、7丁目には久木中学校があるので通学は楽です。久木2丁目には聖和学院中学・高等学校という私立の女子学校もあります。
学校、保育園についてはこちらをご覧ください
逗子の久木地区の各丁目の特徴
久木の中でも丁目によって特徴が変わってくるのでそれぞれについて説明していきます。
久木1丁目の住み心地
久木1丁目は久木の中で最も駅から近い地域で、歩いて5分から10分程度で行けます。
学校にも駅にも近いエリアで、道路も入り組んでおらず日当たりも良いです。クリエイトもファミリーマートも近いので買い物で困ることもありません。一軒家が並ぶ明るい雰囲気です。個人的にはとてもおすすめな地域です。
久木2丁目の住み心地
久木2丁目もトンネルを使えばすぐに駅に行けて学校も近い地区です。しかし池子の森や久木川が近いこともあり少しジメジメしていて暗いイメージ。団地やアパートがとても多く建っています。久木小学校もあります。
久木小学校
https://www.city-zushi.ed.jp/e-hisagi/
久木3丁目の住み心地
久木3丁目は1.2丁目と比べてもとても広い住宅地です。駅までも遠くなく坂もありません。オーブンズやとちぎや、クリエイトもあり買い物にも不自由しません。
3丁目は少し道が入り組んでいて狭いですが、広々とした1軒家が多く建ち並んでいて日当たりもよいです。
久木4丁目の住み心地
4丁目は線路を越えた久木唯一の海側で、名越の切通しから小坪入り口や新宿とも接している南北に細長い地区です。この地域も一軒家が多く建ち並んでいます。郵便局付近は駅からも海からも遠くなく、道もほぼ平坦です。久木唯一のコンビニもあります。海側なのでやはりほかの久木の地区とはどこか違う感じです。
久木5丁目の住み心地
久木5丁目は3丁目と似たように住宅が多く建ち並んでいる地区で、岩殿寺という伝統あるお寺もあります。
引用元
https://images.app.goo.gl/aTQH5V7y8akGPb2k6
駅からも1km~1.5kmほどなので15分以内でいくことができ便利ですが、道がとても狭いところは車を運転する人にとってはストレスかもしれません。坂もないので自転車があると便利です。
久木6丁目の住み心地
久木6丁目は駅まで歩いていけて学校も近いですが、山に面しているので全体的にジメジメしていて少し暗いです。
久木7丁目の住み心地 大池公園
久木7丁目もほぼ平坦で逗子駅まで徒歩15分以内に行けます。昔に比べると開発が進みきれいになりましたが、池子の森という深い森と大池公園に面しているため少し暗い雰囲気があります。一軒家やアパートなど多くの住宅が立ち並んでいます。
7丁目には久木中学校があり、一番奥には大池公園という大きな農水用地の池があります。大池公園は住所としては8丁目にはいりますがハイランドの坂より下なので逗子の人にとっては7丁目という認識です。
ディープな空間 大池公園
引用元:逗子市 大池公園
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/ryokusei/kouenn/04ooike.html
大池は公園と言っても手つかずの自然という感じで、地元の人が散歩に立ち寄るという雰囲気のところではありません。池ではブラックバスが釣れるらしいので釣り人のおじさんがいるというくらいで、鬱蒼として暗い雰囲気です。
子どものころ近所に住んでいたのでよく遊んでいましたが、なんともまがまがしい雰囲気があり怖かったです。この池は底なし沼だ、とかこの森に入ったら二度と出てこられなくなる、とか言っていました。徘徊して行方不明になっていた高齢者が大池で発見されたという事件もあったりと、地元の人にとってはかなりディープな場所です。
霊感がある人が行くと必ず気分が悪くなるということでも有名です。
ちなみに逗子市のホームぺージの説明が「施設:池、ベンチ」なこともなんだか笑えます。
久木8丁目 逗子ハイランドの住み心地
ハイランドについてはこちらに詳しく書いてあるので是非ご覧ください
久木9丁目の住み心地
久木9丁目は鎌倉方面に向かう名越踏切の側で、ハイランドの山の下です。9丁目には鎌倉へ続く名越切通しやおさる畠の大切岸、まんだら堂のやぐら群など1000年近い歴史を持つ史跡が多く存在します。
しかし駅まで徒歩で20分ほどかかり、バスもハイランド入り口からになってしまうので交通は少し不便です。しかしハイランドと違い平坦で駅まで行くことができます。自転車があれば大丈夫だと思います
逗子の中でも久木の中でも違う
お読みいただくとわかるように逗子の中でも各地域で大きく特徴がことなりますが、久木の中ですら各丁目で全く雰囲気が違います。移住をお考えの場合はよくeきのきょりだけではなく様々な要素を注意深く観察してみてください。